米国務長官、サウジ攻撃は「戦争行為」 48時間内にイラン制裁
https://www.sankei.com/smp/world/news/190919/wor1909190003-s1.html
サウジアラビアの石油施設攻撃を巡る対応を協議するため同国を訪れたポンペオ米国務長官は18日、同行記者団に、イランによる攻撃だったと再び名指しで批判した上で「サウジに対する直接の戦争行為だ」と主張した。国連の専門家は調査のためサウジへ出発。米政権は「48時間以内」にイラン追加制裁を発表する方針で、中東を巡る緊張が、さらに高まりそうだ。
18日にイランへの制裁強化方針を表明したトランプ大統領はロサンゼルスで記者団に、48時間以内に制裁を発表すると説明。今後のイラン対応については「戦争は究極の選択肢だが、それ以下の選択肢も多くある」と強調し、イランとの全面的な戦争突入には依然、慎重な姿勢を示した。(共同)
【感想】
トランプ大統領は、イランとの全面的な戦争突入には慎重な姿勢ではあるが、制裁強化方針は表明した。今後は、国連安保理で、イランからの石油の輸入全面禁止決議に向かうと見る。そうなれば、イランから石油を輸入した国も制裁対象となる。今回の事件は、サウジアラビアへの攻撃でフーシ派が犯行声明を出したが、次はヒズボラによるイスラエル攻撃に要注意である。イランと北朝鮮は、地域の不安定要因である点や、中国と付かず離れずの立ち位置が似ている独裁国家である。イランは国内での不満が臨界点を超え、軍事攻撃に踏み切った。サウジアラビアかアメリカが、軍事報復すれば泥沼化となり、軍事報復しなければ、他の地域とりわけ東アジアで軍事挑発の危険性が高まる。難しい判断を迫られるトランプ大統領に聖霊の協助がありますよう祈ります。
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