香港予備選、61万人以上が投票

香港予備選終了 61万人以上が投票 「香港人は奇跡を起こした」と主催者

https://www.sankei.com/smp/world/news/200713/wor2007130001-s1.html

【香港=藤本欣也】9月6日の香港立法会(議会)選に向けた民主派の予備選が12日、2日間の日程を終えた。主催者によると、投票者数は有権者全体の約13%に当たる61万人を超えた。市民は投票を通じて、中国が導入した「香港国家安全維持法」(国安法)への反対を表明した形だ。

 今回の投票は、香港政府高官が「予備選は国安法違反の疑いがある」と警告する中で行われた。

 12日、400人以上の行列ができた新界地区で投票をした女性(39)は、「もし投票することが罪になるなら、今ここで整然と並んでいる全員を、そして香港で投票した数十万人全員を逮捕すればいい」と憤っていた。投票の権利までも国安法で規制しようとする政府の対応に反発する市民は多かった。

 民主派は投票者数の目標として、昨年の区議会選で獲得した票数の1割に相当する17万人を掲げていた。実際には3倍以上の市民が投票した。2日目の投票者数は初日(約23万人)を上回る約38万人だった。

 予備選の準備に当たってきた元立法会議員の区諾軒(おう・だくけん)氏は12日夜、「香港人は再び奇跡を起こした」と述べ、政府が威嚇する中で投票所に足を運んだ市民の勇気をたたえた。

 民主派は前回2016年の立法会選で、定数70のうち30議席を獲得。今回は昨年11月の区議会選の圧勝を追い風に、初の過半数を目指している。13日以降に発表する予備選の結果などを踏まえ、候補者を絞り込む。

立法会選への立候補の届け出は18日に始まる。親中派から「国安法に反対する者に立候補資格はない」との声が上がる中、政府の対応が注目される。民主派候補が今回の予備選を経て出馬しても、立候補資格を剥奪される可能性がある。



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【感想】

独裁政権は反逆者を厳罰に処せば、反抗する者はいなくなると考えているかもしれないが、実際にはグレーゾーンで抵抗する者が頻発する。人間にとって自由を求める本性の叫びは本質的な欲求であり、死んでも奴隷になりたくないという強烈な願望がある。当局は本選ではなく予備選なのに、国安法違反の疑いありと脅して圧力を掛けた。昨年の香港デモで逮捕された数千人の若者は、どこに収監されたのか不明である。一説にはウイグル自治区など中国本土の収容所に入れられ、拷問の末に臓器を収奪されている者もいるという。そうしたリスクがあっても61万人が気概を示した。世界は決して、この勇者たちを見捨ててはならない。最も果敢に先頭に立って闘っているリーダーはトランプ大統領であり、その再選を阻止するためジョージ・ソロスが郵送投票を画策している。2016年の大統領選では電子投票に絡む不正行為があった。今回の大統領選挙では不正選挙の温床となる郵送投票に対しては慎重でなければならない。選挙での投票こそ、民主主義の根幹であり、公正な選挙が揺らいでは独裁体制と変わらない。





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