豪首相、豪中の潜在的軍事衝突への備え呼びかける ダットン国防相の発言支持

豪首相、豪中の潜在的軍事衝突への備え呼びかける ダットン国防相の発言支持

https://www.epochtimes.jp/2021/05/73049.html

スコット・モリソン(Scott Morrison)豪首相は、中国との潜在的な軍事衝突の備えを呼びかけた。また、中国との軍事衝突の潜在的なリスクを理解していないならそれは「愚かなことだ」と述べた。

これは、台湾を巡る衝突の可能性に言及した同国のダットン国防相の発言を受けてのものだ。

英「デイリー・テレグラフ」紙によると、モリソン氏は12日夜、「この地域には多くの緊張がある」とし、「オーストラリアが潜在的なリスクを理解していなければそれは愚かなことだ」と述べた。

モリソン氏はまた、「これは何かが起こると意味するものではないが、誰がオーストラリアの国防大臣や首相を務めようと、こうしたリスクを考慮せず、また国民がこの状況に対処できるようにしなければ、それは職務怠慢だ」と述べた。

同氏は、顧問から得た情報に基づいて、国防相の立場を支持すると表明した。

先月末、ダットン豪国防相は、「中国は台湾を統一する野心をあらわにしており、(中略)中国と台湾の間に敵意があることは明白だ」とし、「台湾問題を巡る衝突は軽視されるべきではない」「オーストラリアは中国の敵対的行動に対し現実的なアプローチをとらなければならない」などと述べた。

同氏はまた、「オーストラリアは引き続き、この地域の良き隣人であり続けたい」とし、「誰も紛争を見たくない」とも付け加えた。

さらに、「しかし、私たちと中国共産党の理念には確かに意見の相違がある、この事実に率直に向き合おうではないか」と語った。

大紀元日本ウェブ編集部)



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【感想】

現在、中国に最も強硬な姿勢を取っている国は、英豪であろう。モリソン首相は、軍事衝突の潜在的なリスクという踏み込んだ表現をした。中国からの経済的な報復もヒートアップが予想される。ダットン国防相は、中国が台湾を統一する野心を出していると中国を刺激した。元々、中国共産党にとって台湾は、毛沢東蒋介石の因縁の対決の相手であり、中共にすれば、台湾侵略は、反乱軍の平定であって、それは何としても成し遂げなければならない。建国当初の中国の国力は弱く、下手に軍事衝突となって米軍に介入されては面倒になる。しかし今では世界第2位の経済大国となり、マネートラップ・ハニートラップで外国を手玉に取れると自信を深めてしまった。トランプ大統領やモリソン首相など正統派リーダーの出現に中国自体が、戸惑ってしまっている。




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