天安門事件から33年 私服警官も多数配置し厳戒態勢

https://www.sankei.com/article/20220604-EEJ7Z3QKARPP7H5RQEL2E6BIQE/

【北京=三塚聖平】中国で学生らの民主化運動が武力鎮圧された天安門事件から33年を迎えた4日、中国当局は犠牲者追悼や真相究明の動きを阻止するため厳戒態勢で臨んだ。中国共産党習近平総書記(国家主席)が3期目入りを目指す今秋の党大会も控え、事件に関する批判を徹底的に押さえ込もうとしている。

事件で多数の死傷者が出た北京市内の木樨地(もくせいち)では3日夜、警察関係者とみられる私服姿の男女が少なくとも数十人規模で配置され、通行人らの動きを監視していた。追悼活動など突発的な動きを防ぐためとみられる。

歩道橋の上で会話を楽しんでいた買い物帰りの家族とみられる一団は、無線機を持った2人組の私服姿の男に「ここから離れた方がいい。これは警告だ」と強い口調で指示されていた。
天安門事件の遺族グループ「天安門の母」は4日までに発表した声明で、事件について「現代文明と逆行するやり方で公権力を利用し、残忍、残虐に銃弾やタンクで自国民を虐殺した」と非難。事件後の33年間でグループのメンバーのうち64人が亡くなったと明らかにし、政府との対話や法的な解決を求めた。

中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は2日の記者会見で、天安門事件に関して「前世紀の80年代末に発生した政治風波(騒ぎ)に関して、中国政府は既に明確な結論を出している」と従来の見解を繰り返している。

昨年11月に採択された共産党創建100年の歴史を総括する「歴史決議」は、天安門事件について「重大な政治風波」と定義した。その上で、党と政府が「動乱に旗幟(きし)鮮明に反対した」と武力鎮圧を正当化した。








【感想】

6月4日は天安門事件33周年に当たる。犠牲者数は中国当局の発表と欧米による調査で桁が2桁異なる。中共は武力鎮圧と称する虐殺を正当化する。日本に帰化した評論家の石平さんは天安門事件の体験を通して祖国を捨てる決意をした。事件当事者の視点は外国から第三者として眺めている視点と全く異なる捉え方をしている。中国によるウイグルチベットの侵略の歴史は凄まじく、香港や天安門での弾圧も悲惨である。最近、こうした極悪事件に関して、共産主義者プロパガンダサンクチュアリ内に撒き散らかす輩もおり、嘆かわしい。




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