米軍、中国偵察気球を撃墜 戦闘機が東岸沖でミサイル

https://mb.epochtimes.jp/2023/02/135353.html

[ワシントン 4日 ロイター] – オースティン米国防長官は4日、米本土上空を飛行していた中国の偵察気球を東部サウスカロライナ州沖で撃墜したと発表した。今後、残骸から監視機器を回収するとみられる。
米軍高官によると、F22戦闘機が東岸沖約11キロの上空でミサイルを使用して撃墜した。州内3空港では発着便の飛行停止命令が一時出されたが、運航は午後に再開した。
バイデン大統領は「気球の撃墜に成功した」と述べた。大統領は1日に撃墜を命令していたが、破片落下により地上で被害が及ぶのを避けるため、国防総省海上に出るまで待つべきと勧告していた。
同省関係者によると、気球は1月28日に米国の防空識別圏に入り、カナダ領空を通過して同31日に再び米領空に入ったという。
米政府は2日、中国のものとみられる偵察気球を追跡していると発表。明らかな主権侵害として、3日に予定されていたブリンケン国務長官の訪中を延期していた。
オースティン長官は気球について「米本土の戦略的拠点を監視する目的で」使用されていたとの見方を示した。ただ高官によると、衛星など他の情報収集能力以上のものではなさそうだとの見方を示した。
中国外務省は3日、米本土上空を飛行している「飛行船」は気象などの科学研究を目的とした民間のものと発表。4日には、不可抗力の事故で、米政治家やメディアがこれを利用して中国の信用を失墜させたと非難した。








【感想】

アメリカの情報戦略は中国のそれの一枚も二枚も上を行った。偵察気球の一連の流れはアメリカの圧勝となり、今後の米中関係や世界情勢を占う上でも、その方向性を示す貴重な情報戦となった。現代では核兵器の主目的は威嚇であり、現実的には使用は考えにくい。現在の米中対立は、次の様な喩え話が分かりやすい。米中は、それぞれ5人づつがナイフや鉄パイプを持って睨み合っている。(冷兵器は通常戦力の比喩)そして5人の中国人の背後には10人の中国人がピストルを持っている。5人のアメリカ人の背後には100人のアメリカ人がライフルを構え爆弾も持っている。(熱兵器は核戦力の比喩)そして1人のアメリカ人が叫んだ。「お前ら、1発でも撃ちやがったら、ただじゃすまねえからな」中国人はナイフで切りつけようか悩んでいるようだが、多分できない。




by ロード



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