中国による報復逮捕は、自らの首を絞める愚策

カナダ外相、中国に即時解放求める 米と連携し対抗 

https://www.sankei.com/smp/world/news/181222/wor1812220022-s1.html

【ニューヨーク=上塚真由】カナダのフリーランド外相は21日、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)幹部への捜査に反発した中国がカナダ人を拘束した問題で、「中国当局によるカナダ人2人の恣意(しい)的な拘束を深く懸念しており、即時解放を要求する」とする声明を発表した。
 米国務省のパラディーノ副報道官も同日、カナダ当局の捜査について「公平で偏らず、透明性のある司法手続きを進めている」とする声明を発表。両国は足並みをそろえて中国側に対処する姿勢を明確にした。

中国当局はカナダ人男性2人を「国家安全に危害を与える行為に関わった疑い」で取り調べている。カナダへの報復措置とみられる。中国は不法就労の疑いでカナダ人女性も拘束しているが、フリーランド氏はこの女性には言及しなかった。






【感想】

アメリカ政府は、ファーウェイ幹部によるイラン制裁違反のマネーロンダリングの証拠を抑え、身柄引き渡し協定に基づいて、カナダ政府に拘束要請した。一連の行為は、全て合法であり、民主主義の法治国家としての振る舞いとなっている。中国政府は、スパイ容疑をでっち上げ、報復逮捕を繰り返した。国際社会からひんしゅくを買う違法行為は、独裁国家特有の横暴な蛮行である。中国当局がイラン制裁違反に加担したので、ファーウェイ幹部を解放するまで、更に恣意的な人質確保を続けるだろうと世界各国は勘繰っている。習近平一行が3年前イギリスを公式訪問した際、エリザベス女王から「中国は失礼ね」と発言されて、潮目が変わった。今後、中国への風当たりは益々強くなり、中国の対応次第では90日の猶予期間短縮もあり得ると感じる。





by ロード




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