東京五輪「延期は困難」の声 会場・選考・経費…クリア厳しく

東京五輪「延期は困難」の声 会場・選考・経費…クリア厳しく

https://www.sankei.com/smp/tokyo2020/news/200321/tko2003210005-s1.html

新型コロナウイルスの感染拡大による東京五輪開催への懸念が高まる中、国際オリンピック委員会(IOC)は、7月24日開幕で大会を開催することに理解を求めてきた。20日にはギリシャから聖火も日本に到着し、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城、岩手、福島3県を巡回する「復興の火」の一般展示が始まった。一方で、代表選考を兼ねた国際大会の中止、延期は相次いでおり、一部の選手や各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)関係者からは大会「延期」を求める声があがっている。

IOCのバッハ会長は19日、予定通りの開催を目指す東京五輪について「もちろん違うシナリオは検討している」と述べ、通常開催以外の可能性にふれた。五輪予選を兼ねた国際大会の中止や延期が相次いでおり、関係者からは「延期」を求める声があがっている。世界的な感染拡大で代表選考が困難になり、選手の練習環境が悪化しているのは事実だが、延期には非常に高いハードルが存在するのも実情だ。

延期された場合、開催決定から7年近くをかけて進めてきた準備は大幅な修正を強いられる。新たな日程調整には難航が予想される上に、大会開催経費の増大も不可避だ。

■会場「使える保証ない」

 「1年や2年延ばしましょうと言って、その場所をまた使える保証はない」。大会組織委員会森喜朗会長の指摘だ。森会長ばかりでなく、組織委幹部には「延期は困難」という見方が多い。理由の一つには、大会関係施設の再確保が困難という事情がある。メインプレスセンター、国際放送センターが置かれる東京ビッグサイト(東京・有明)を借り上げる際に「国際展示場不足」が問題視されただけに、1年、2年後に改めて借り上げることは難しいことが予想される。

通常は1年半前から会場予約を受け付けており、すでに2021年8月分は予約が始まっている。約11万5000平方メートルの展示面積を誇る施設だけに、代替施設を見つけるのは容易ではない。さらに、フェンシングやレスリング、ゴールボールなどパラリンピックを含めて7競技が行われる幕張メッセ千葉市美浜区)も、18年度に約400件の利用実績がある人気施設。利用開始日の1年前から予約を受け付けており、こちらも調整は難しい。

大会後に改修して計23棟のマンション(約5600戸)として供給される東京・晴海の選手村は23年3月には入居が始まる予定。既に一部の住戸を販売しているが、引き渡しに影響が出ることも予想される。さらに、プロ野球、サッカーJリーグが使う球場やスタジアムの調整は一からやり直しとなる。

■選手選考はやり直す?

 「トップレベルの選手の状態が延期後も変わっていないかは疑問」。すでに代表選手が内定している競技団体の関係者はこう打ち明ける。選手たちは年齢やコンディションなど多くの要素に対し、五輪本番を見据えて調整している。中には、柔道や競泳のように、五輪に向けて十分な準備期間を確保するため、「早期内定制度」を導入している競技団体もある。

4年に1度の大会に向け、心身の調整を続けてきた選手が、簡単に目標を先に切り替えることができるわけではない。

 また、陸上などのように一定期間内に参加標準記録をクリアした選手が出場資格を得る競技もあり、開催が延期となった場合は条件の再考も必要になってくる。ある競技団体の関係者は「数カ月の延期ならまだしも、1~2年の延期となれば、もう一回選手を選び直すのが現実的ではないか」と指摘する。

 一方で、すでに五輪代表に決まった選手の努力を無に帰すような結果になることに反対の考えもある。内定を勝ち取った選手が見直しを余儀なくされれば、スポーツ仲裁裁判所に訴えるケースも想定される。










【感想】

1964年の東京オリンピックは戦後復興がテーマであり、新幹線や東名高速道路を整備し、日本選手団入場行進や聖火点灯の美しさは永く記憶に残り、世界に向けて平和の祭典をアピールし、高度経済成長により国力増進する国威発揚の好機となった。2020年の東京オリンピックは、東日本大震災から9年を経過し復興のシンボルとなるはずであった。現在、世界的な武漢ウイルスの蔓延により、予選も十分に行えず、1年延期の公算が高まってきた。その場合、経済的損失は6000億円とも言われている。もし中止となれば損失は数兆円に膨れ上がり、選手の精神的ダメージも大きい。1年延期の場合には、発想を切り替えて、中国ウイルスからの収束と世界の復興を発信するオリンピックとなり、日本の復活を訴えた64年より大きな意義を持たせることができる。この場合には、万難を排して全国民が一体化し挙国一致で臨まなければならず、些細な理由を取り上げて、延期は困難と主張する雑音を乗り越えなければならない。なお、カールルイス氏は2年延期を支持した。この場合には仕切り直しであり、会場予約なども調整しやすく、無観客や規模縮小をせず、完全な形での開催の見通しを立て易いが、ワールドカップと同時期となる。延期なら安倍首相のリーダーシップの元、森喜朗氏を中心に体制を立て直さなければならない。次期都知事選は重要であり、二階の息のかかった自分ファースト小池や漁夫の利を狙う山本太郎を勝たせてはならない。次期都知事には安倍首相と歩調を合わせられる愛国者になっていただきたい。私は有本香氏が適任だと思っている。





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