米新型宇宙船が帰還 停滞期に終止符
https://www.sankei.com/smp/life/news/200803/lif2008030005-s1.html
米スペースX社が開発した新型の有人宇宙船「クルードラゴン」が日本時間3日午前3時50分ごろ、米国の飛行士2人を乗せて米フロリダ沖のメキシコ湾に着水し、国際宇宙ステーション(ISS)から約2カ月ぶりに帰還した。米国はスペースシャトルの廃止以来9年ぶりとなる自国の有人宇宙飛行を復路も成功させ、停滞期に終止符を打った。
クルードラゴンは2日午前、高度約400キロで地球を周回するISSを離脱し、ほぼ円錐形の帰還カプセルを分離。3日未明に秒速約8キロで地球の大気圏に突入し、数千度の高温に耐えながら高度を下げ、パラシュートを開いて着水した。付近の海上には同社の機体回収チームが待機した。
米航空宇宙局(NASA)の中継では、着水後に船内で飛行士2人が機器を操作する様子が映し出された。
クルードラゴンは世界初の本格的な民間宇宙船で、5月に同社の大型ロケット「ファルコン9」で打ち上げられた。今回は試験飛行で、ISSに約2カ月係留され、帰還に向けた機体の検証を行っていた。
NASAや宇宙航空研究開発機構(JAXA)は今後、飛行結果を踏まえて機体やロケットの安全性を詳細に評価。問題がなければ、9月下旬にも予定される次の打ち上げで、宇宙飛行士の野口聡一さん(55)らが搭乗する。さらに星出(ほしで)彰彦さん(51)も、来年春ごろの搭乗が決まった。
NASAは2011年にシャトルを廃止後、ISSへの飛行士の輸送をロシアのソユーズ宇宙船に有償で頼ってきた。シャトルの後継となる新型宇宙船の開発は民間に委託し、同社のほか米航空大手ボーイングも開発を進めている。
クルードラゴンは全長約8メートル、直径約4メートルのカプセル形で定員は最大7人。今回は米軍パイロット出身の飛行士2人が搭乗した。
【感想】
クルードラゴンの映像を見て、見慣れたスペースシャトルからタイムスリップし、半世紀前のアポロ計画に先祖返りしたような感覚を受けた。せっかくなので、スペースX・イーロンマスクについて調べようと思い、最初に中田敦彦氏の動画を視聴した。型破りな破天荒ぶりは想像以上であった。アメリカはこうした人物を生み出し育てる風土がある。日本は人を型にはめ込もうとする傾向がある。イーロンマスクはアメリカン・ドリームの体現者であると共に、離婚の多発する家系はアメリカの闇も抱えていた。それから祖父も母親も、とてもユニークな人物であった。イーロンマスクの夢はインターネットで基盤を固めると、電気自動車のテスラで化石燃料を撲滅するクリーンエネルギー社会を実現し、スペースXで人類火星移住計画を目指すという規格外のスケールであった。誰でも夢を語ることはできるが、事業を採算ベースに乗せ、世界中の注目を集める実績を出すことは簡単ではない。トランプ大統領やイーロンマスクのような人材が三代王権に出会う日が来ることを心から待ち望んでいます。
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