中国、漁船群の尖閣領海侵入を予告 「日本に止める資格ない」

<独自>中国、漁船群の尖閣領海侵入を予告 「日本に止める資格ない」

https://www.sankei.com/smp/politics/news/200802/plt2008020007-s1.html

中国政府が日本政府に対し、尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺での多数の漁船による領海侵入を予告するような主張とともに、日本側に航行制止を「要求する資格はない」と伝えてきていたことが2日、分かった。16日に尖閣周辺で中国が設定する休漁期間が終わり、漁船と公船が領海に大挙して侵入する恐れがある。日本の実効支配の切り崩しに向け、挑発をエスカレートさせる可能性もあるとみて日本政府内では危機感が高まっている。(半沢尚久)

大挙侵入予告といえる主張を伝えてきたのは、7月2~5日に中国公船2隻が尖閣周辺の領海に侵入して操業中の日本漁船1隻に接近し、平成24年の尖閣諸島国有化以降で最長の39時間以上も領海にとどまった時期だ。

 中国政府当局は「日本の海上保安庁は(尖閣周辺で)1隻の日本漁船すら航行するのを止められなかった」と批判。「数百隻もの中国漁船の(尖閣周辺での)航行を制止するよう(日本が)要求する資格はない」と述べた。

日本政府高官はこの主張を「意趣返しの意思表示で休漁明けの挑発を正当化する布石だ」と指摘する。

 尖閣周辺では28年の休漁明けに4日間で延べ72隻の漁船と延べ28隻の公船が領海侵入した。30年以降は中国当局尖閣周辺に漁船が近づかないよう指示していたとされる。

 今年は、4月に予定していた中国の習近平国家主席の来日の延期が3月に決まると、4月14日から尖閣周辺で公船が確認され続け、今月2日も接続水域を航行。111日連続の確認で、国有化以降で最長の連続日数を更新している。

 中国政府は、5月8~10日に公船が領海に侵入して日本漁船を追尾した際には「『中国の領海』で違法操業」している日本漁船を「法に基づき追尾・監視」したとの見解を示した。法執行を強調することで尖閣に対する日本の実効支配を弱め、中国の領有権主張を強める狙いがあった。

 漁船の大挙侵入予告にも同じ意図がある。尖閣をめぐり日本政府が「存在しない」とする領有権問題が存在し、日中が対等な立場にあると喧伝(けんでん)するため、意趣返しとして漁民に領海侵入を促し、公船も随伴させる可能性があり、休漁明けを前に海保と国境離島警備隊を4月に新設した沖縄県警は警戒感を強めている。

 挑発の新たな形態も懸念される。漁民らで組織される海上民兵の投入で、昨年7月にベトナム排他的経済水域で公船とともに海上民兵船が活動した前例がある。今年6月の法改正で公船が所属する海警局と海軍が同じ指揮系統で運用可能になり、尖閣周辺で軍艦艇と公船、民兵船を試験的に一体運用する機会をうかがっているとの見方もある。

日本政府高官は、公船の背後に控える中国海軍艦艇をマークしている海上自衛隊艦艇に加え、海自の哨戒機と空自の早期警戒機の飛行頻度を増やし、「中国側が認識できるレベルまで警戒態勢を引き上げるべきだ」と指摘している。



f:id:hamamatsu3000:20200804011431j:plain







【感想】

エスカレートする挑発も、とうとう一線を超えた。この時に何もしなければ、次は尖閣に上陸し、そして沖縄・北海道となり、更には「もともと日本列島は中国領だったよな」と言い出しかねない。最後には、新疆ジャパン自治区にさせられる。日本の領海を侵犯すると予告した上で「日本に止める権利はない!」と凄んだ。まるで元寇の時にフビライが「手荒な事は望まない」と使者に言わせたような脅しだ。こんな国を、国賓で招き、礼儀を尽くすことは無用だ。機関砲を搭載した公船に遺憾砲で対抗しても無駄である。米露なら撃沈するが、国際法憲法を重視する日本は、そこまではできないだろう。ならば、まず国賓の白紙撤回を表明し、中国が漁船活動を行う前に、日本が先に漁業活動を行い、灯台のメンテナンスを実施し、付近の射爆場を用いて米軍との共同実弾訓練とか、とにかく実効支配の証しを立てなければならない。また万一、日本の親中派国会議員が、中国の大漁船団を手引きしているとすれば、まさに国賊であり、市中引き回しの刑に値する。




by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村