https://www.sankei.com/smp/affairs/news/200928/afr2009280002-s1.html
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の海域で27日午後3時ごろ、海上保安庁の巡視船「くりま」が違法操業中の台湾漁船「新凌波236」を確認、退去勧告をしたところ、漁船が接近し、巡視船と接触した。漁船と巡視船は軽く損傷したが、双方の乗組員にけがはなかった。海上保安庁が詳しい経緯を調べている。
【感想】
尖閣諸島は日本固有の領土ではあるが、複雑な要因も存在する。日本では、領土問題が存在しないとの立場である。しかし中国側は逆に「我が国の領海である尖閣周辺海域に違法侵入する漁船を取り締まって貰いたい」と日本の外務省に申し入れをしてきた。この先には拿捕・上陸が予想される。中国は妥協の余地のない核心的利益として第一列島線を設定し、尖閣・台湾・南シナ海を含めた。既に香港は手中に収めた。台湾と尖閣を比較して、尖閣に米軍の干渉がないと判断すれば、尖閣侵攻の可能性はある。ところで、故李登輝氏は「尖閣は日本の領土である」と発言したが、台湾の正式見解は「尖閣は台湾の領土である」であり、中国の主張は「台湾は中国の一部なので、尖閣は中国の領土である」とのロジックになる。日本は早く、尖閣諸島へのお墓参り、生態系調査、公務員常駐、射爆場での日米軍事演習を実施する必要がある。今回、日中米台の思惑が交錯する尖閣周辺で台湾漁船と接触が発生した。菅内閣で、安倍晋三氏の実弟で台湾通の岸信夫新防衛相の役割が大きくなってきた。
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