中国、ミャンマー国軍に自国権益の警備強化要求か 非公開会議内容が「外部流出」

中国、ミャンマー国軍に自国権益の警備強化要求か 非公開会議内容が「外部流出」 

https://www.sankei.com/smp/world/news/210313/wor2103130003-s1.html

シンガポール=森浩】クーデターで国軍が実権を握ったミャンマーで、中国と非公開で行った会議内容が外部に流出し、関与したとされるミャンマー外務省職員2人が12日までに拘束された。地元メディア「イラワジ」などが伝えた。

 この会議はクーデター後の2月下旬、オンラインで行われていたという。

 イラワジによると、国軍との会議で中国側は、雲南省ミャンマー西部チャウピューを結ぶ内陸部の天然ガス原油パイプラインの戦略的重要性を強調し、警備の強化を求めてきた。

国軍を擁護する中国に反発した一部のデモ隊が、中国に資源を送るパイプライン攻撃を主張しており、中国が警戒を強めていた。

 中国は、米国の影響力も強いマラッカ海峡南シナ海を経ずに、中東などからミャンマー経由で原油などを陸路で調達できるパイプラインを重視している。

 中国側は会議で、ミャンマーでの反中感情を抑えるため、国内メディアに圧力をかけることも要求したという。国軍側の発言は明らかになっていない。拘束された職員は議事録作成などを担当したとされるが、実際に会議内容を外部に漏洩(ろうえい)したかどうかは不明だ。

 ミャンマーでは国軍への批判を避ける中国への反発が拡大。最大都市ヤンゴンの中国大使館近くで抗議デモが起き、中国製品の不買を呼びかける声も上がっている。地元メディアによると、11日に起きたデモ隊への治安部隊の銃撃で犠牲者は12人に達した。中部ミャインで8人が死亡した。




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【感想】

ミャンマーのクーデターは、もし中国が、台湾・尖閣南シナ海で軍事衝突を起こした場合に、中国が輸入する石油の大半が通過するマラッカ海峡を、米軍によって封鎖されると、中国のエネルギーが止まってしまう。こうした状況を防止する代替策としてミャンマーのパイプラインを利用する訳であるが、その時イギリスのDSから派遣され、アメリカ民主党政権とも繋がりが深いアウンサンスーチがミャンマーを仕切っていると、中国にとり都合の悪い事態となる懸念があるため、中国軍の息の掛かったミャンマー軍にクーデターを起こさせた。しかし中国が予期していなかったことに、ミャンマー民衆のデモ隊の反中感情が高まり、パイプラインが攻撃される危険性が生じてきた。ミャンマークーデターの構図は、善悪闘争と言うより悪悪闘争のため、先が見通し難い。しかしどの様になろうとも、ミャンマー民衆が被害者となることは変わらない。ミャンマーでの混乱は、中共とDSの代理戦争の側面を持つと思うが、悪と悪の対立は、スターリンヒトラーの騙し合いのように、外側から見ても分かり難い点があるように感じる。




by ロード



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