金正恩氏、対米「対話にも対決にも準備」と表明 米新政権発足後、初言及

金正恩氏、対米「対話にも対決にも準備」と表明 米新政権発足後、初言及

https://www.sankei.com/article/20210618-SUT7BHU6I5IXRMRANVEQ35SKHY/

【ソウル=時吉達也】北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党総書記は開催中の党中央委員会総会で17日、今後の対米関係について「対話にも対決にもすべて準備せねばならず、特に対決にはさらに抜かりなく備えるべきだ」と述べた。朝鮮中央通信が18日報じた。

1月のバイデン米新政権発足後、正恩氏が対米協議に向けた立場を公式に表明するのは初めて。2019年2月にベトナムハノイで行われた米朝首脳会談以降途絶えている米朝対話の再開につながるかが注目される。

同通信によると、正恩氏は総会3日目となった17日の会議で、バイデン米政権の対北朝鮮政策について「詳細に分析」し、対応方針を明示。核保有国としての「戦略的地位」を強調しつつ、外交環境の変化に機敏に対応し「朝鮮半島情勢を安定的に管理していく」と述べた。

バイデン米政権は4月に対北朝鮮政策の見直しを終え、トランプ前政権のトップダウン方式による対北朝鮮アプローチを転換し、事前の実務交渉を重視する意向を表明した。日米韓3カ国は今月21日、北朝鮮問題の担当高官が韓国で会合を開き、対応を協議する。



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【感想】

服装と髪型を似せて、明らかに体重の減った影武者を、国際舞台に堂々と登場させた。この隠そうともしなくなった北朝鮮の意図をどの様に読めば良いのだろう。やはり金正恩は死亡または執務不能となっており、国家としての意思決定は集団合議制となっていることだろう。国家保衛部と中国の影響の強い北朝鮮軍部とが主導権争いをいつつ、経済的困窮は危険水域を超えている。それでも替え玉を首脳会談に出せないため、実務者協議で制裁緩和や支援獲得を目指すのではないか。完全な非核化を受け入れるとは思えないので、拉致問題での進展や軍事的な譲歩で揺さぶりを掛けてきそうだ。北朝鮮問題であれば、日米韓の高官協議が開催されるだけの関係性が維持されているが、北朝鮮は既に東京オリンピックへの不参加を表明しており、なかなか効果的な次の一手が見い出せない現状である。




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