【本然世界に展開する真の父母様本体論論考 補足11】

【今回の記事では、岩崎栄樹さんの論考 補足11を掲載します。なお承認制だったコメント欄を開放しますので、感想や意見のある方は、当記事コメント欄に書き込んでください。by ロード】

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〈男性と女性は主体と対象の相対関係である〉

論考補足5において、男性と女性は性相と形状の関係ではないと述べましたが、菅井氏は頑なに性相は男性、形状は男性であると反論してきました。
そこで、私はある方に下記の文章を検証していただきました。その内容を掲載しますのでお読みください。

四大心情圏と三大王権1993年12月21日16万人 女性特別幹部修練会
「旦那さんは何かというと、神の無形実体圏にあった性相が男であり、形状が女だったのです。その男と女が愛で持って一つになっていた双子なのです。双子だから通じるようになっているし、一つになれるようになっているのです。男、女 は別々に生まれても、あった場合には一つになれるようになっているのです。教 えなくても一つになるような引力作用があるのです。」P.8

ある方のコメントより

『■神様の定義と三大祝福

まず神様の定義と三大祝福の関係を確認しておきます。

1本性相と本形状の二性性相の中和的主体:個性完成
2本性相的男性と本形状的女性の二性性相の中和的主体:子女繁殖
3被造世界に対しては性相的な男性格主体:万物主管

以上のように、神様の定義と三大祝福はそれぞれ対応しています。

人間が三大祝福を完成することによって、被造世界全体が神様に似た実体となるため、神様の喜びの対象になるわけです。


■上記のみ言について

上記のみ言は第二祝福(子女繁殖・家庭完成)段階の話であり、この段階になると、男性は性相、女性は形状の立場に立つようになり、夫と妻として主体と対象の相対的関係になることを語られていると考えます。

なので、男性と女性はすでに第一祝福完成(性相と形状の一体化)が成就されていることが前提のみ言となっています。

そして、同日のみ言で、お父様は上記のみ言の前に次のように語られています。

 アダムとエバも、結局子供を生んで、神様が創造した内的心情圏のすべてを体 恤するというのです。アダムとエバがそういう心情圏、四大心情を体恤することによって、神様のすべてが完成されるのです。
 そういうような無形実体の神様が、それを中心として性相・形状が長い間、愛でもって一つになっていった時に、それは人間をつくり出したと同じように、夫婦生活を中心として一つになった上に、無形性相の神様の中にある形状・性相が愛でもって一つになって人間を創造したと同じように、夫婦関係は無形実体の神様の性相・形状が愛でもって一つになっていると同じ立場です。その中から時間を経て万物を創造したと同じように、夫婦関係を持つ期間の上で、時間性を経て子供が生まれてくるのです。
 子供が生まれてくれば、実体のアダムとエバは、無形実体の(神様の)性相が アダムであり、その形状がエバなのです。それが一つになったとすれば、それは (神様が)アダムをつくったと同じように、実体のアダムとエバが愛でもって一 つになって再び子供を生むようになるのは、神様がアダムとエバをつくったと同 じことを繰り返すことになるのです。分かりましたか? だから、神様がアダム とエバをつくる時の喜びを、実体の相対なるアダムとエバも同じように、実体的に子供を生んで体恤するのです。子供を生むということは、神様が創造して喜んだすべてのことを人間に伝授して、体恤させるように授けたことなのです。(四 大心情圏と三大王権1993年12月21日16万人女性特別幹部修練会)

このみ言の中に「子供が生まれてくれば、実体のアダムとエバは、無形実体の (神様の)性相がアダムであり、その形状がエバなのです」とあります。

第二祝福の段階になると、男性は性相の立場、女性は形状の立場に立ち、神様の性相と形状が愛を中心として一体化しているように、愛を中心として男性と女性が一つになって子女が生まれてくるということです。

そして、それがまさに神様の人間創造と同じであり、その子女繁殖を通して神様が人間を創造されたときの心情を体恤するという話です。

ですから、このみ言のポイントは、み言のタイトルにあるように「四大心情圏の体恤」です。


■み言の解釈について

天聖経のようにテーマごとにみ言を学ぶ方法もありますが、それぞれのみ言にはその時々の流れというものもあります。

ですので、その日のみ言全体を把握し、どのような流れの中で語られたみ言なのかを探求していくことも、たいへん有意義なみ言学習になります。

これを把握せずに、部分的に切り取ってそこだけで理解しようとすると、自己都合や自分なりの解釈になることがあるので気をつけたほうがよいですね。』



✳︎「無形性相の神様の中にある形状・性相が愛でもって一つになって人間を創造したと同じように、夫婦関係は無形実体の神様の性相・形状が愛でもって一つになっていると同じ立場です。」
とあるように、男性が性相、女性が形状ではないということです。形状・性相が愛でもって一つになって人間を創造したのです。
「夫婦関係は無形実体の神様の性相・形状が愛でもって一つになっていると同じ立場です。」
「同じ立場」だということです。
そして、「無形性相の神様の中にある形状・性相」と書いてある、「形状・性相」とは、統一思想で言う、内的性相・内的形状のことです。

岩崎栄樹 拝






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