台湾、兵力確保で軍事訓練義務の延長を検討 4ケ月から1年へ

台湾、兵力確保で軍事訓練義務の延長を検討 4ケ月から1年へ

https://mb.epochtimes.jp/2022/03/103185.html

中国の台湾侵攻への懸念が高まるなか、台湾の邱国正・国防相は23日、国軍の徴兵制度復活を検討していると明らかにした。中国による武力侵攻を念頭に、国軍は兵力を確保する狙いがあるとみられる。
米ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、23日の立法院(国会に相当)外交および国防委員会で、無党派の林昶佐・立法委員(議員)は邱国防相に対し、文官を除けば台湾国軍の実際の兵力は18万人規模であることを挙げ、兵士を増やす計画があるかと質問した。
邱氏は、国防部は専門家チームを立ち上げて、現行の4カ月間の軍事訓練義務の延長について検討を進めていると述べた。延長計画を年内に提出するとした。
台湾政府は2018年12月、60年以上続けてきた軍の徴兵制を終了し、志願制へ移行した。ただ、18歳以上の男性に課す4カ月間の軍事訓練の義務は残った。
台湾の民間シンクタンク、台湾民意基金会が22日に公開した世論調査では、76%の台湾市民が軍事訓練義務の延長に賛成した。
いっぽう、邱氏によると、国防省が主導する水害や地震などの複合災害における救助訓練「民安8号」で、初めて戦争を想定した訓練が実施される。「民安8号」は5月初めに新北市で行う予定。
邱氏は議会で、ロシア・ウクライナ戦争で集合住宅などがミサイル攻撃で倒壊したのを見て、「民安8号」に戦争を想定した訓練を加えたと明かした。



f:id:hamamatsu3000:20220326011659j:plain






【感想】

現在世界はウクライナ戦争により大混乱に陥り首尾一貫した考え方ができなくなっている。仮にロシアによるドネスク・ルガンスクの独立承認とロシア系住民保護を名目とした軍事侵攻を容認すれば、ひとつの中国を主張する中国の台湾侵略も容認することになってしまう。更には沖縄の独立派が臨時政府樹立を宣言し中国に支援要請した際にも面倒に事態となる。また日頃、真珠湾攻撃には相応の理由があったと主張する保守系論客が、プーチンの声明には一切耳を貸さず、一斉にロシアの軍事侵攻を非難する現象も奇妙である。台湾の方々はウクライナの状況を我が身に重ね合わせて見ている。ある歴史学者が語った「国連も同盟も当てにならず、自国以外は全て敵」の表現は的を得ているかもしれない。




byロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村