半導体供給網巡る米日韓台の「チップ4」が予備会合開催=台湾

台北 30日 ロイター] - 米国は、半導体供給網に関する米、日本、韓国、台湾4カ国・地域の協議体「チップ4」の予備会議を開催した。台湾経済部の王美花部長(大臣)が30日、発表した。日本、韓国からも代表が参加したという。
王経済部長は記者団に「初の予備会合で意見交換した。最近経験したサプライチェーンの問題が将来起こった場合の協力する方法を話し合えることを望んでいる」と述べた。

この2年の世界的な半導体不足は、自動車業界などに深刻な影響を及ぼした。各国政府が供給網管理の重要性を認識するに伴い、台湾積体電路製造(TSMC)などを抱える半導体大国の台湾が注目されるようになった。
台湾の事実上の米国大使館である米国在台湾協会(AIT)の広報担当者は、「米国東アジア半導体サプライチェーン回復ワーキンググループ」のオンライン会合を主催したと述べた。

韓国外務省は、同会合に同国の駐台湾代表が出席したと述べた。









【感想】

チップ4は、半導体による対中包囲網である。10/26から14ナノ以下の半導体は中国に供給されない。在庫がなくなり次第、中国は世界の工場ではなくなる。半導体の次には、バイオや素材でも最新技術や最新製品を中国に使わせなくする。この枠組みから抜け駆けしようとする企業は、アメリカから制裁されて、アメリカ市場を失う。中国が米国の覇権に挑戦し、米国が本気で対抗策を講じると、戦火を交える前に経済的技術的に米中デカップリングとなる。基礎技術力の差はノーベル賞の受賞数の差から歴然である。




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