習氏、「不意打ち」人事 長老らに提示案差し替えか

https://www.sankei.com/article/20221027-EXQCQJQUH5L7REM57VA4MAG4CE/

【北京=三塚聖平】中国共産党大会を経て発足した3期目の習近平指導部を巡り、胡錦濤前総書記ら党長老に示されていた人事案が最終的に大きく差し替えられたとの見方が浮上している。李克強首相らは新指導部に選出されなかったが、党内事情に詳しい消息筋によると、今夏の時点では李氏らが含まれる人事案が示されていたという。長老たちは「不意打ち」を食らった形で、党大会閉幕式での胡氏の途中退席の背景になった可能性がある。
8月前半に非公式に党幹部や長老が集まった「北戴河(ほくたいが)会議」で、次期指導部人事の調整が行われた。その時点では、李氏や汪洋(おうよう)人民政治協商会議主席を含む、党内のバランスをとった人事案が示されていたという。
今夏時点で党関係者の間では、最高指導部を構成する政治局常務委員(7人)の入れ替えは「小幅に終わる」との見方が大勢だった。しかし、最終的に新たに常務委員に選出されたのは過半数の4人を数えた。しかも全員が「習派」で、情報筋は「党長老らにとっては不意打ちだったようだ」と指摘する。








【感想】

胡錦濤退席事件には様々な憶測が飛び交っている。習近平が独裁を固めたことを世界に見せつけるために、敢えて胡錦濤をつまみ出した説、または胡錦濤に配られた書類だけが嘘の内容となっていて李克強らの名前が書いてあったという説、いずれにせよ公式に発表された健康問題ではないことは確かである。そしてチャイナセブンは全員習近平派となり、来年は北戴河会議も無意味となった。習近平始皇帝毛沢東のような独裁者となった。今まで習近平と対立していた李克強らは、人事リストからいなくなっただけでなく、本当にいなくなる可能性もある。台湾侵攻でも会議で議論して多数決を取る必要もなくなった。習近平が「やる」と言えば、そのまま国策となる。




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