https://www.sankei.com/article/20221023-I4WXNOIT4JOCBEGXF6PLNF6IOU/
中国共産党の習近平総書記(国家主席)=(69)=は23日、第20期中央委員会第1回総会(1中総会)で異例の3期目入りが決定した後、北京の人民大会堂で記者会見した。新たな最高指導部メンバー6人を率いて入場し、「中国式現代化により、中華民族の偉大な復興を全面的に推し進める」と強調した。
「本日、中国共産党の総書記に再任された」。会場に集まった国内外の記者らを前に冒頭、習氏は落ち着いた様子でそう述べた。党は「人民が信頼できる強固な柱にならなければいけない」とした上で、「世界各国の人民とともに、人類運命共同体の構築を引き続き進めたい」などと語った。
最後に記者に向け、「世界に中国の声と党の主張を伝え、世界の視線を中国に向けてくれた」とねぎらいの言葉をかけ、「中国各地を歩き、客観的な真実や中国の物語を世界に伝えることを歓迎する」とした。
最高指導部となる政治局常務委員に選出されたのは、序列順に習氏、李強・上海市党委員会書記(63)、趙楽際・党中央規律検査委員会書記(65)、王滬寧・党中央書記局書記(67)、蔡奇・北京市党委書記(66)、丁薛祥・党中央弁公庁主任(60)、李希・広東省党委員会書記(66)の7人。習氏側近ら「習派」がほぼ独占する構成となった。(中国総局)
【感想】
毛沢東なりきり習近平が三期目に入った。前総書記の胡錦濤を共産党大会の党規約改正の採決直前でつまみ出し、独裁による習体制の集大成を世界に印象付けた。習近平は文革でも大躍進でも何でもできる独裁者になった。李克強はテイよく引退に追い込まれ、かつての劉少奇とならないか心配である。こうなるとチャイナセブンは習近平の子飼いイエスマンだけで固められ、習近平は絶対権力を手にし、まるで独生女のように、習近平にとって耳の痛い情報は届かなくなる。もし側近が「11/8中間選挙前に台湾に手を出しても、バイデン政権ならウクライナのように米軍を動かしませんよ。だから今がチャンスです」とささやけば、習近平は悪魔の助言を本気にするかもしれない。
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