イランの状況と北朝鮮の動向

イランのイラク駐留米軍攻撃で負傷者 米は公表せず

https://www.sankei.com/smp/world/news/200117/wor2001170009-s1.html

米CNNテレビは16日、イランが8日にイラク駐留米軍に対して行った弾道ミサイル攻撃で、米兵11人が爆発の影響で脳しんとうを起こし、ドイツとクウェートに搬送されていたと伝えた。トランプ政権は攻撃の被害について、負傷者がいたことは公表していなかった。国防総省当局者によると、負傷者が出たのは、ミサイル11発が着弾したイラク中西部のアサド空軍基地。11人の症状は軽く、回復し次第基地に復帰するとしている。(ワシントン 黒瀬悦成)











【感想】

イラン騒動はアメリカの完勝となった。イラン政府内にもアメリカのスパイ網があり、スレイマニを煙たく思う政府高官も多いことを、米国はつかみ、スレイマニ殺害しても戦争までエスカレートする可能性は低いと判断した。イランの報復攻撃は事前にイラク政府に伝えられ、その情報は米軍に流れた。その後の、ウクライナ旅客機撃墜ではイランのオウンゴールとなった。イラン国民の反政府デモでは、ハメネイ批判の声まで出た。長引く経済不振で国民の不満は高まり、体制が揺らいできた。では、イランでの成功体験を北朝鮮に適用するだろうか。北朝鮮がレッドラインを越える挑発をしない限り、突然、斬首作戦を実行することはないと予想する。トランプ大統領は、大統領選挙の年に戦争することを望まない。一応、首脳同士の良好な関係は継続中という認識である。中国問題の解決なくして北朝鮮問題の解決なし、中国問題さえ解決すれば、付随して北朝鮮問題も解決すると考えている。中国問題は再選後から本格的に締め上げるため、それまで、北朝鮮が暴走しなければ御の字である。それにしても、年末年始の金正恩周辺の動向は不可解である。金正恩白頭山で白馬に乗り、叔父の金平一が31年ぶりに帰国し、クリスマスプレゼントとか交渉期限を年末にすると発言し、普通1日で済ませる党中央委員会総会が異例の4日間開催となり、新年の辞も取り止めた。何とも不気味である。





by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村