アメリカ政府、国際機関を懐柔する中国を非難

新型肺炎】米はICAOへの中国の影響に矛先 対抗姿勢を強める

https://www.sankei.com/smp/world/news/200204/wor2002040019-s1.html

【ワシントン=塩原永久】コロナウイルスによる新型肺炎に関連し、トランプ米政権は、中国籍の事務局長を置く国際民間航空機関(ICAO)にも批判の矛先を向けている。米政府は台湾を世界保健機関(WHO)から排除する中国を牽制(けんせい)。国際機関を有利に動かそうとする中国に圧力を強めている。

 米メディアによると、ICAOは、台湾排除に批判的な見解を投稿した米研究者や米議員スタッフらの多数のツイッターのアカウントをブロックしたという。

オルタガス米国務省報道官は1日の談話で、「コロナウイルスに地球規模の対応が必要な今、台湾の国際機関への参画に言及したツイッター利用者を妨害することは言語道断であり受け入れられない」と指摘し、ICAOを非難した。

 ICAOは中国籍の柳芳氏が事務局長を務める。談話は、報道を受けて「言論の自由」を抑圧したICAOに懸念を表明し、ブロックを解除するよう求めた。

 米国務省高官は先月下旬にも、台湾で感染者が確認されたことを受けて、「台湾をWHOから排除するのではなく、WHOに一段と関与させるよう働きかけたい」と記者団に話し、台湾排除の姿勢をとる中国への批判をにじませた。

中国は「一つの中国」原則を掲げ、ICAOなど国際機関への台湾の直接的な参加を拒んでいる。WHOに関しては台湾の加盟や、WHO年次総会へのオブザーバー参加を阻止しているとされる。









【感想】

各国が協力して、人類全体の脅威となったコロナウイルスに立ち向かわなければならない時に、この期に及んで中国は、国際機関ICAOやWHOに圧力を掛けて台湾に嫌がらせをしている。アメリカ政府の中国批判は当然である。台湾からWHOに情報を報告しても、WHOから台湾への応答はない。医療環境や公衆衛生環境に劣るアフリカや南米或いはウイグル再教育収容所などに感染症が飛び火したら大変なことになる。中国共産党指導部は保身のため、国際機関を懐柔し、地方都市の武漢に責任転嫁し、ときには一部で失策を認めて、非難の切っ先を鈍らそうとする。一方、日本の危機管理はお粗末で、厚労省ははWHOが緊急事態宣言を出した後に動き出した。そのため、日本は、中国に次ぐ世界第2位の感染者数の多い国になった。中国では、自国が大火事になり、世界中に火の粉をまき散らしても、その火元責任者の習近平は、消火も終わらぬうちに、国賓で訪ねようと秋波を送ってきたが、その神経が理解できない。日本的な常識感覚では「ご迷惑をお掛けしましたので、延期させてください」と申し出るところである。しかし、この期間においても、1日たりとも例外なく、尖閣諸島の周辺海域に中国の公船が出没している。中国は死に体のふりをして日本を欺き逆襲を狙っている。とにかく毅然とした態度で国賓断念に至らせたい。





by ロード




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