米高裁、ロシアゲートでフリン被告の起訴取り下げ命令

ロシア疑惑で元補佐官の起訴取り下げ命令 米高裁、地裁に

https://www.sankei.com/smp/world/news/200625/wor2006250005-s1.html

【ワシントン=住井亨介】米首都ワシントンの連邦高裁は24日、前回の大統領選をめぐるロシア疑惑に関連し、司法省が申請した元大統領補佐官マイケル・フリン被告の起訴取り下げを承認するよう連邦地裁に命じた。

 フリン被告は、連邦捜査局FBI)に虚偽の証言をした罪などに問われ、一時は有罪を認めて司法取引を交わしたが、無罪の主張に転換した。司法省は5月上旬に起訴取り下げを申請したが、地裁は保留していた。

 連邦高裁は地裁への命令書で「連邦地裁の動きは、行政府に与えられた起訴の権限を損なう」と指摘した。

命令を受けてトランプ米大統領は「素晴らしい!」とツイッターに投稿した。トランプ氏はFBIの捜査が不適切だったとしてフリン被告の無罪を主張している。



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【感想】

フリン氏の奮闘を見ていると、イラン・コントラ事件のオリバー・ノース氏を思い出す。それはレーガン政権下でレバノンのテロ集団に捕らえられたアメリカ人の解放を目的としてイランと裏取引をして武器を売却し、その代金をニカラグアの反共右派ゲリラ「コントラ」の援助に流用した事件である。正面突破が難しかったので、ノース氏が汚れ役となって泥を被った。しかしノース氏の愛国心を見る人は見ており、後年、全米ライフル協会の会長を担った。さて、フリン氏はFBIに嵌められて偽証とされ、ロシア疑惑の関連で起訴された。しかし多大な犠牲を厭わず、悪に対して徹底抗戦を貫き、とうとう連邦高裁がフリン被告の起訴取り下げを承認するよう連邦地裁に命じた。これでフリン疑惑は消滅した。そしてフリン起訴を柱にして組み立てていたロシアゲートは、2017年のトランプ大統領就任直前にオバマ・バイデンらの謀議を中心に、2016年当時の現職大統領による国家機関を用いた大統領選への介入疑惑及び次期大統領の弾劾謀略疑惑に変わった。つまりロシアゲートオバマゲートに相転移した。トランプ大統領も起訴取り下げの朗報に歓喜した。今後、捜査が進み7月8月に新証拠が公表され、オバマゲートは新たな展開となり、今年9月のテレビ討論会でバイデンは醜態を晒すことになると予想する。
 




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