中国外相、欧州取り込み難航

中国外相、欧州取り込み難航 チェコ議長訪台で「恫喝」露呈

https://www.sankei.com/smp/world/news/200905/wor2009050029-s1.html

【北京=西見由章】中国の王毅国務委員兼外相は欧州5カ国への歴訪で、米国による対中包囲網形成に参加しないよう働きかけた。ただチェコのビストルチル上院議長の台湾訪問をめぐって中国側が“恫喝外交”の本性を露呈し、欧州諸国の反発を買う展開に。新型コロナウイルス発生時の中国当局の初動や高圧的なマスク外交をめぐって欧州の対中世論は厳しさを増しており、中国側の欧州取り込みは難航している。

 8月25日~9月1日にイタリア、オランダ、ノルウェー、フランス、ドイツを訪問した王氏は、同時期にスタートしたビストルチル氏の訪台に対して「高い代償を支払わせる」と恫喝した。ドイツのマース外相との共同会見でもビストルチル氏が台湾で演説したことについて「一線を越えた」と警告し、報復措置を示唆した。

一方、マース氏は会見で「脅迫はふさわしくない」と王氏を直接批判し、欧州の中でも比較的関係が良好なドイツとの蜜月演出は事実上失敗した。また香港メディアによると、王氏が訪問した5カ国のうちドイツを含む4カ国が香港問題について公式に懸念を表明した。

 習近平指導部が各国との摩擦を強めているのは、外交の戦略性よりも自国民に対する当局のメンツを重視していることが背景にある。こうした強硬外交を主導してきたのが王氏自身だ。

北京の経済専門家は「欧州と米国の切り離しが欧州訪問の目的だったはずだが、(王氏の)厳しい発言によって相互理解まで困難になったのではないか」と指摘した。



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【感想】

中国外相の王毅の欧州歴訪はヤブ蛇であった。米中対立の中で、欧州と米国の切り離しが欧州訪問の目的だったが、同時期にあったチェコ上院議長の台湾訪問に対する王毅の恫喝発言により、欧州諸国が揃って中国に反発し、逆の結果を招いた。習近平王毅は、欧米人の精神構造を勘違いしていた。彼らにはキリスト教文化の土壌とEUの連帯感があることを見逃し、中国人と同様、札束で買収でき、恫喝すれば屈すると甘く見ていた。自動車産業で緊密な関係のドイツからも批判され、中国孤立化を際立たせた。今後、中国は香港やウイグルの人権弾圧を内政問題だと逃げることはできない。世界が納得できる説明をしなければ、ナチスと中国を対比して論じることも時間の問題である。さて、第二次世界大戦において不幸にも日本はドイツと共に敗戦国となった。東西冷戦における敗戦国はソ連であった。パンデミック戦争は、ある意味で世界最終戦争であり第三次世界大戦とも言える。この戦いでは、必ず中国に打ち勝たなければならない。そして、いずれの戦争でもアメリカは戦勝国となった。その理由はアメリカが強かったという以上に、神が再臨主と三代王権のためにアメリカを祝福したからである。二千年前、神はメシアのためにローマ帝国を祝福したが、イスラエル民族が不信しメシアを十字架で殺害すると、パックスローマーナで繁栄を極めたローマ帝国も衰退し滅亡した。現在のパックスアメリカーナを将来のパックスチョニルグッガーナに引き継いでいくことが、現代に生きる我々の責任であろう。




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