中国空軍、厚顔無恥、盗作プロパガンダ動画を公開
中国空軍がグアムの米軍基地模した目標を攻撃するプロパガンダ動画を公開 米空軍は反発 米映画「パクリ」の指摘も
https://www.sankei.com/smp/world/news/200924/wor2009240006-s1.html
【ワシントン=黒瀬悦成】中国空軍が今月中旬、グアムのアンダーセン米空軍基地に似せた標的を中国空軍機が攻撃するプロパガンダ動画を公開し、米太平洋空軍は23日、「地域を抑圧し、脅し上げようとする人民解放軍の策動だ」と批判する声明を発表した。
問題の動画は約2分15秒の短編で、19日に、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で公開された。閲覧者らがネット上で拡散したため、現在はユーチューブなどでも視聴可能だ。
動画では、核爆弾を搭載可能な中国空軍の戦略爆撃機「H-6K(戦神)」が夜明けとともに砂漠の中の基地から出撃し、グアムの基地とみられる攻撃目標に上空からミサイルを撃ち込んで爆発炎上させる。
また、攻撃シーンでイラク戦争を描いた「ハート・ロッカー」やアクション大作の「ザ・ロック」などのハリウッド映画の映像を使用していることも判明し、ネット上で「盗作」との指摘も相次いでいる。
アンダーセン空軍基地は米軍のインド太平洋戦略の重要拠点で、米中の軍事衝突が起きた場合は、真っ先に中国の攻撃目標になるとみられている。
太平洋空軍は声明で「わが軍の人員と装備、そして同盟・パートナー諸国の安全の維持は最重要事項だ」と指摘し、中国に対する備えを引き続き固めていく立場を強調した。
【感想】
中国らしいニュースである。中国空軍がグアムのアンダーセン米空軍基地に似せた標的を攻撃する国威発揚のプロパガンダ映像を公開したが、攻撃シーンは米ハリウッド映画の盗作であると判明した。動画で使用された爆撃機H-6Kは半世紀前のソ連の設計が元になっており、制空権のない空域を飛行すると地対空ミサイルで簡単に撃墜される。従って中国本土から3千キロ離れたグアム基地を空爆することは希望的妄想である。実際には旧式爆撃機は、撃ち落とされる心配のない平時に、台湾海峡や尖閣周辺で嫌がらせ飛行するくらいしか用途はない。トランプ大統領は国連演説で手厳しく中国批判をした。対抗して習近平は国際協調や法令遵守を強調したが、自国の軍のプロパガンダ映像にさえ盗用シーンを用いる国家の主張に説得力はない。中国に勢いがあった期間は、世界を騙せた2008年の北京オリンピックまでであり、それ以降は下降線となった。これはあたかも、1980年のモスクワオリンピックを国運のピークとして衰退し滅亡したソ連に似ている。さて明日は、保守系とも親中派とも見られていた菅首相が習近平と行う電話会談に注目が集まる。
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