ロシア、北方領土で軍事演習開始

ロシア、北方領土で軍事演習開始

https://www.sankei.com/smp/world/news/210226/wor2102260036-s1.html

 極東地域を管轄するロシア軍の東部軍管区は26日、ロシアが不法占拠する北方領土の国後(くなしり)島と択捉(えとろふ)島で射撃・砲撃部隊による軍事演習を開始したと発表した。

 発表によると、演習には1000人以上の将兵と、艦船や航空機、ヘリコプターなど300を超す兵器が参加。敵が無人機や電波などを妨害する電子戦装備を活用したとの想定で、部隊の運用法を訓練したという。

 北方領土をめぐってロシアは近年、日本の抗議を無視する形で、新型の主力戦車や地対艦ミサイルの配備といった軍備の増強を進めているほか、軍事演習も頻繁に実施。今月にも日本の防衛省の分析で、ロシアが北方領土に最新の電子戦装備を配備していたことが判明している。(小野田雄一)



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【感想】

日本固有の領土である北方領土でロシアが軍事演習を始めた。またロシアでは領土割譲禁止法案に署名し、2島返還論も含めて、領土返還を拒否する姿勢を鮮明化した。日本は、韓国とは竹島、中国とは尖閣、と頭の痛い問題を抱え、厄介な隣国に包囲されている。スターリンヤルタ会談で対日参戦の密約をしたと言われているが、煮湯を飲まされた日露戦争の報復にも思える。中国は台湾とのひとつの中国を憲法に謳って圧力を掛けているが、中国共産党に歯向かった蒋介石への報復とも思える。台湾が尖閣の領有権を主張し、中国は台湾と一体だから、尖閣は中国のものという、自分勝手な三段論法である。馬関戦争で敗れた長州は、講和交渉で高杉晋作が、彦島の租借を魔王の如く拒絶した。もし譲歩していたら、その後の日本は別の姿になったかもしれない。言うまでもなく、領土問題は極めて重要である。そして北方領土でのロシアの軍事演習も黙って看過できる問題ではない。安全保障は自国民に対する最も重要な福祉とも言える。




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