「日本版マグニツキー法」成立を目指す議員連盟 4月に発足へ

「日本版マグニツキー法」成立を目指す議員連盟 4月に発足へ

https://www.epochtimes.jp/2021/03/70561.html

3月24日、日本版マグニツキー法の成立を目指す「人権外交を超党派で考える議員連盟(以下、議員連盟)」の発起人会が国会内で行われた。共同代表は中谷元・元防衛相と国民民主党山尾志桜里衆議院議員が務める。山尾議員は自身のツイッターで「人権と国益与野党の別はない。超党派で真剣に議論して結果を出したい」と投稿した。

議員連盟には自民党や国民民主党のみならず、立憲民主党日本維新の会共産党からも議員が参加した。中国共産党政権による人権侵害が一向に改善されないなか、人権侵害行為を制裁するための法律の制定を目指す。

会合に参加した立憲民主党松原仁衆議院議員は、「本日、日本におけるマグニツキー法などを目指す超党派議員連盟の発起人会が開催されました。自民党から共産党まで含む幅広い議連のスタートで人権問題を主張していきたいと考えます」と自身のツイッターに投稿した。

欧米諸国では、人権侵害を行った当事者や組織に対し、資産凍結やビザ発行制限を科する根拠となる法律が制定されている。いわゆる「マグニツキー法」だ。マグニツキーとはロシア人弁護士の名前で、ロシア税務当局の不正を告発した人物。その後、当局に一年以上拘束されたのち、獄中で亡くなった。米国、英国、カナダなどの先進国に続き、EUも昨年末に同法案を制定した。

いっぽう、日本には外国の人権侵害行為を制裁できるような法律は制定されておらず、先進国と足並みをそろえることができない。昨今のウイグル人に対する弾圧問題でも、G7諸国のうち制裁を科していないのは日本だけだった。残酷な迫害が今も続いているなか、国会答弁では、政府は人権侵害問題だけを理由に制裁を科す関係法がないとし、積極的な姿勢はみえない。

以前よりこのことは問題視されていた。2月5日、人権活動家が主催する記者会見に出席した国際戦略家の石井英俊氏は取材に対し、欧米諸国が人権問題で連携を深めているなかで、「日本だけが一人、中国の目の前で口を閉ざし、発言できないことが世界的な連帯の穴となることを一番恐れている」と話し、日本が対中包囲網の抜け穴になることを危惧した。

(王文亮)



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【感想】

欧米ではEUと米加が中国のウイグルジェノサイドを批判し制裁を発動した。これに対して中国が報復し抜き差しならぬ状態となっている。日本以外のG7が歩調を合わせていることに対して、日本は歯切れが悪い。しかし、ここに来て超党派議員連盟が人権外交を考える会を立ち上げた。良い傾向である。中国にとってウイグルは核心的利益のため、妥協の余地は無い。キリスト教の価値観を持つ欧米では、人間は神の似姿として創造されたため、人権問題は譲れない。日本は西側陣営にあってキリスト教国とは言えないが、八紘一宇の精神は息づいている。他民族を迫害し虐殺する無神論の中国とは大きな隔たりがある。とにかく世界が激動する中にあって、日本の国会がモリカケ桜に続いて接待でうつつを抜かすことは国家的犯罪行為である。この議員連盟が発奮して、国会で中国非難決議案の道筋を付け、欧米が実施する制裁に同調できる様になることを望む。




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