中国の本当のGDPは当局発表の6割しかない…人工衛星で光の量を測定してわかった中国経済の真の実力 (PRESIDENT)

https://president.jp/articles/amp/68588?page=1

中国のGDPが米国を超える日は来るのだろうか。エコノミストのエミン・ユルマズさんは「独裁専制国家のGDPは実態と大きく乖離する。中国の本当のGDPは、中国政府当局の発表の6割程度しかないという研究結果もある。中国経済は10年後には弱体化しているのではないか」という――。(第1回)

近年、中国の経済成長のほとんどは不動産投資、インフラ投資によるものであった。しかし昨今、投下された資本効率が低くなっていた。アウトプットを出すためには、さらにインプットをしなければ成長は望めない。それが叶わなくなっていた。
不動産バブルが崩壊し、中国の景気が悪くなるということは、世界のマーケット関係者には周知の事実である。だから、香港株は2018年の高値から56%も下落しているのだ。

金融危機の定義を数字で表すならば、指数が高値の半値になるレベルということができる。すでに香港株は半値以下になっているので、金融危機に突入していると言っても過言ではないのである。

ライトの使用量と経済発展レベルに齟齬

もう一つ、経済の実態について紹介したい。中国の本当のGDPは、中国政府当局の発表の6割程度に留まるということを、皆さんはご存じだろうか。
その見方を示したのは、シカゴ大学の研究だ。
最近IMF国際通貨基金)や世界銀行も似たようなアプローチをとり始めているが、各国の経済成長を人工衛星から入手した夜のライト(明かり)量で比べて抽出したもので、過去の映像と当時の各国の経済力を比較した研究結果が2022年11月、『TIME』誌に掲載された。
中国のような独裁国家は、ライトの使用量のレベルと経済発展のレベルに大きな齟齬が見られることが判明した。
研究結果として得られた結論は、中国のGDPについては政府当局発表の6割でしかないとする衝撃的なものだった。

(以降、URL参照)








【感想】

人工衛星から見た光の量と経済の実力を比較するという興味深い研究である。客観的データにより中国政府の欺瞞を暴いている。IMFによる昨年のGDPは、1位アメリカ(25兆US$)、2位中国(20兆US$)、3位日本(5兆US$)、だが実際には中国(12兆US$)だと言う。それでもアメリカの半分、日本の倍以上なので侮れない。人口は日本の10倍なので、1人あたりのGDPや平均的な生活水準は日本が上回っていても、数十年後には、日本は独身者の割合が半数を越える超ソロ社会になって国力は衰退する予測があり、高齢化社会と並んで対策が必要である。




by ロード



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