感染のジョンソン英首相が入院 深刻なら外相が代行

感染のジョンソン英首相が入院　深刻なら外相が代行

https://www.sankei.com/smp/world/news/200406/wor2004060002-s1.html

【ロンドン＝板東和正】英首相官邸は５日、新型コロナウイルスに感染したジョンソン英首相（５５）が同日、検査のため入院したとの声明を発表した。

　首相官邸は声明で、ジョンソン氏が新型コロナの検査で陽性との結果が出てから約１０日間経過した後も高熱などの症状が続いているため、医師の助言に従い、「予防的な措置」で入院したと説明した。容体の急変ではないとしている。

　ジョンソン氏は３月２７日、自身のツイッター上で感染を公表。自主隔離を続け、ビデオ会議を通じたテレワークで公務を行ってきた。ただ、英メディアによると、今月６日に開催される新型コロナの対策を協議する会議はラーブ外相がジョンソン氏の代わりに議長を務める。首相報道官は先月、ジョンソン氏が深刻な体調不良になった場合は、ラーブ氏が首相の職務を代行すると表明していた。

ジョンソン氏は６日、ツイッターで「私は元気だ」と訴え、関係閣僚と連絡を取り合っていると明らかにした。だが、英紙ガーディアン（電子版）は健康状態が悪化している噂があると報じており、ジョンソン氏が政府の対応を主導できるかを不安視する声もある。

【感想】

イギリスではチャールズ皇太子とジョンソン首相が感染し、エリザベス女王がテレビ演説で国民に団結を訴えた。日本なら皇室と安倍首相が感染したようなもので極めて深刻な事態である。もし昨年であれば御代替りに支障が出たことを思うと不幸中の幸である。ほとんど既定路線化していた習近平国賓を一旦は吹き飛ばし、現時点での注目は経済政策となった。商品券や条件付き現金給付では全く不十分で、ここで消費減税ができなければ、安倍政権はレームダック化する。自民党の若手グループが消費減税の提言をしたが、二階・菅・岸田ら派閥政治家は風が読めず門前払いした。国民は誰が正論を語るか見ている。若手グループが、かつての新自由クラブの如く立ち上がれば、次の選挙で大勝し、古いタイプの政治家は要職から一掃される。これは旧約聖書の出来事の同時性である。為政者である安倍首相が、預言者である江利川会長の街宣の叫びに耳を貸さなければ、神は国を２つに分割し、アベル的な勢力を中心に摂理を進めることになる。安倍首相にとり、ここで消費減税に踏み込めるか最後のチャンスのような気がする。こうして見ると、武漢ウイルスは人間技を超えた見えない大きな力を持つ諸刃の剣と思える。悪い面は言うまでもないが、良い面は、御代替りを外した時期に到来し、習近平国賓を延期させ、消費減税の千載一遇の機会をもたらした。

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