中国よ、恫喝外交をやめよ

尖閣追跡で中国報道官「騒ぎ起こすな」 日本に責任転嫁

https://www.sankei.com/smp/politics/news/200511/plt2005110029-s1.html

【北京=西見由章】尖閣諸島沖縄県石垣市)周辺の領海に侵入した中国海警局の船が日本漁船を追尾した問題で、中国外務省の趙立堅報道官は11日、海上保安庁の巡視船が現場で漁船の安全を確保したことについて「違法な妨害を行った」と非難し、「日本は釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)の問題において新たな騒ぎを起こさないよう希望する」と述べて責任を日本側に転嫁した。

 趙氏は、外交ルートを通じて日本側に「厳正な申し入れ」を行ったことを明らかにした上で「中日両国は力を集中して(新型コロナウイルスの)感染症と戦うべきだ」と発言した。

趙氏は「中国の領海で違法操業」している日本漁船を発見した中国海警局の船が「法に基づいて追尾・監視」したと主張。「釣魚島の海域を巡航することは中国側の固有の権利だ」と強調した。



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【感想】

尖閣諸島周辺の接続水域ではなく領海に侵入して、中国海警局の船が日本漁船を追尾するという国家主権を侵害し国際法を踏みにじる暴挙に出た。こうした侵略行為がロシアの領海で起きれば、確実に撃沈されている。趙立堅は尖閣周辺の日本の領海を中国の領海であると暴言を吐き、自民党の長尾氏が国会で反論した。さて戦狼外交官という呼び名をよく耳にする。言い掛かりをつけて外国に好戦的な挑発を行う暴力団顔負けの恫喝外交であり、中国国内向けには、戦う愛国者のように錯覚させるプロパガンダである。ポンペオ氏を口汚く罵る華春瑩は、その急先鋒である。趙立堅は以前、中共ウイルスの米軍起源説をツイートして世界を騒然とさせた。外務省報道官に個人的なツイートはあり得ず、全て検閲済みの国家意思であり習近平の意向である。またフランスで中国の盧沙野大使が放つツイッター発言は凄まじい。西欧の感染拡大は「個人主義とエゴイズム」のせいと決めつけ、フランス・イタリア・EUから不評を超えて怒りを買っている。戦狼外交は中国にとっても国益に沿わず行き詰まって当然である。しかし中国には死不認錯(死んでも間違いを認めない)という諺があり国が滅ぶまで謝罪することはない。領海侵犯を指示し正当化させる習近平は、もはや国賓招待を期待しているとは思えず、むしろもめ事を起こして国防動員法を発動し、トヨタなど中国進出企業の資産没収を狙っているようにさえ感じる。




by ロード



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