天安門虐殺から31年

天安門事件31年 厳戒の北京 「真相、賠償、責任追及」求める遺族

https://www.sankei.com/smp/world/news/200604/wor2006040025-s1.html

【北京=三塚聖平】中国当局民主化を求める学生らを武力鎮圧した1989年の天安門事件から31年を迎えた4日、惨劇の場となった北京市中心部の天安門広場付近では当局による厳戒態勢が敷かれた。香港問題などで強硬な態度を強める習近平指導部は、事件をめぐる内外の批判を押さえつけている。

 4日午前、天安門広場に通じる目抜き通りには多数の警察官や警備車両が配置されていた。広場前の道は普段ならば自由に自転車で通行できるが、この日は治安当局者が一人一人の身分証番号をチェック。記者(三塚)のパスポートを見て報道関係者だと分かると、その場にとどまるよう命じられた。「どこに行くつもりだ」などと質問を受け、スマートフォンを手にすると「写真を撮ったのか」と制されて端末内の画像を確認されるなど緊張感が漂った。

天安門事件で多数の死傷者が出た北京市内の木●(=木へんに犀)地(もくせいち)では3日夜、地下鉄駅周辺で私服警官とみられる集団が通行人に目を光らせた。新型コロナウイルス蔓延(まんえん)を受け、当局は追悼活動への警戒感をより強めている。

 今も中国政府は遺族らの声に応えていない。天安門事件の遺族グループ「天安門の母」は4日までに発表した声明で「国の軍事力を思うままに使って、平和なデモを行っていた学生と一般庶民を殺害できる権利を政府に与えていると、中国のどの法律が規定しているのだ」と非難。消えることのない悲痛な思いとともに「真相、賠償、責任追及」を中国政府に求めた。

中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は4日の記者会見で、天安門事件について「中国の極めて大きな発展という功績が、中国政府が当時とった行動が完全に正しかったことをはっきりと示している」と正当化した。



f:id:hamamatsu3000:20200606001115j:plain







【感想】

趙立堅は中国の発展を誇り、呆れることに天安門虐殺を正当化した。彼は習近平国賓問題で、日本側の環境作りを望むと上から目線のコメントをした。そもそも毛沢東は建国当初にスターリンの農業政策を真似して失敗し、次に英国を目標とした大躍進政策による工業化でも製鉄で失敗し農具も樹木も失い大量の餓死者を出した。そして文化大革命ではアンティファより酷い紅衛兵が暴れまくり、やっと鄧小平の改革開放で民主化の希望の光を見出したかと思うと天安門虐殺で打ちのめした。世界が中国を村八分にすると、日本は天皇訪中まで御膳立てして、国際社会に復帰させ赤い馬のモンスターを育て上げてしまった。先月、安倍首相がG7で訪米すると発表した時から、本人はアメリカと共に進むと腹は決めているが、二階は言うに及ばず、菅義偉習近平国賓来日を予定通り行うとトンデモ発言をし、公明山口も国賓招待を実現する努力を要請して中国にゴマを擦ったが、自民党国賓問題再検討を求める非難決議を政府に提出し、与党内で激しい綱引きとなっている。今、習近平国賓で招くことは、かつてナチスと組んで国を滅ぼした暗黒時代の二の舞となる。一方、アメリカは一昨年のペンス演説から対中強硬路線に舵を切ったが、副大統領に演説させて交渉の余地は、まだ残しておいた。しかし5月29日ローズガーデンでトランプ大統領が自ら演説して、香港優遇措置停止を発表し、もはやアメリカは中国を交渉相手国とみなさず、叩き潰す敵国と見ていると世界は理解した。そして中国に融和的であったドイツやEUでも9月にドイツで開催予定であったEUと中国の首脳会議が延期になり、中国と距離を置くようになった。天安門虐殺から31年が経過したが、今度は香港で一歩も譲らない強硬姿勢を見せている。




by ロード




クリックして応援してね。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ サンクチュアリ教会へ
にほんブログ村