米厚生長官、9日から訪台 蔡英文氏と会談へ

米厚生長官、9日から訪台 蔡英文氏と会談へ

https://www.sankei.com/smp/world/news/200806/wor2008060028-s1.html

 【台北矢板明夫】台湾の蘇貞昌行政院長(首相に相当)は6日、米国のアザー厚生長官が9日から台湾を訪問すると明らかにした。トランプ米大統領の名代として蔡英文総統と会談する。トランプ氏は2018年、米台要人の相互訪問を推進する「台湾旅行法」に署名しており、アザー氏の訪台はその最初のケースになる。

 アザー氏は台湾の外交部(外務省)や衛生福利部(厚生労働省)なども訪れて、新型コロナウイルス対策で陣頭指揮を執っている高官や専門家らと意見交換する。マスクの製造工場も視察する予定だという。

蘇氏は「医療技術の研究開発などの分野で米国との協力関係を深化していきたい」と話した。

 一方、外交部の欧江安報道官は6日の記者会見で、中国外務省報道官がアザー氏の台湾訪問に「断固反対」を表明したことに反発した。さらに、「中国は武漢肺炎(新型コロナ)を隠蔽して世界に蔓延(まんえん)させたほか、南シナ海や台湾、香港などで現状破壊を進めている。中国政府は今や地球的なトラブルメーカーだ」などと痛烈に批判した。




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【感想】

李登輝氏の国葬日程が確定する前に、先駆けてアメリカは、アザー厚生長官が台湾を弔問外交とコロナ外交で訪問する。ニクソン訪中以来で最高位の要人訪台であり、一昨年に成立した台湾旅行法を適用する最初のケースとなって、今後の展開の地慣らしとなる。トントン拍子に進展すれば、国葬にはポンペオ国務長官かペンス副大統領が参列し、その後、台湾の国家承認、そして台湾との国交回復への道が開ける。正式な国交を持たぬ日本政府としては、現職閣僚の参席は困難なため、台湾に顔向けできる元首相の森喜朗氏と安倍首相の実弟岸信夫氏の弔問団が9日に訪台する。日本の誠意が少しは伝わることを期待する。アメリカが道を切り開いてくれれば、ニクソン訪中の直後に田中角栄訪中が実現したように、トランプ・蔡英文会談が実現すれば、直ちに安倍晋三蔡英文会談も行われるであろう。日本は反日国家と無理矢理仲良くなろうとするよりも、親日国家と連携を模索する方が国益に叶うはずである。




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